ブログをwpXからGoogle Cloud Platformへ移行しました

2019-12-18

WordPressブログをwpXからGoogle Cloud Platform(GCP)へ移行

ブログをGCPへ移行しました。
wpXを使っていたのですが、あまりアクセスもない(月間PV3000程度)ブログですのでw
料金がもったいないなと思い、GCP(無料枠)へ移行しました。

GCPでは無料枠を利用して永年無料でWordPressを運用する事が可能です。
加えて他サービス(無料)を利用することで、CDNもDNSもメールも無料で運用します。今回は料金が発生するのは独自ドメイン料金のみになります。

移行して1か月程度たちましたので、レポートします。

永年無料

GCPには無料枠が存在します。
その無料枠の範囲内で運用する事でブログを無料でホスティングさせます。

無料枠については以下qiita記事にわかりやすくまとめられています。
https://qiita.com/Brutus/items/22dfd31a681b67837a74

GCPへの移行作業は簡単

GCPにはWordPressコンテナが用意されていて、レンタルサーバーのような感覚でGUIからワンクリックでWordPressを立ち上げることが可能です。
作業自体はコンテナを立ち上げ、記事を流し込むだけで完了です。

詳しい作業などは「1時間で出来る!最強のWordPress環境構築(永久無料)」等で
ググってもうらうと大変丁寧にまとめられている記事ができてきますので
WordPressのGCP移行に興味があるかたは必見です。

無料CDN

CDNはCloudflareを使います。
Cloudflareにも無料枠がありますので、
これを利用することで無料でDNSとSSLを利用する事ができます。

無料メール

GCPではデフォルトでメールサーバーが立ち上がっていません。

このブログの移行と同時に業務で利用しているドメインも移行したのですが、その時問題になったのがデフォルトでメールが使えないことでした。
業務ドメインではメールは必須です。

GCP無料枠で構築するにはアカウントを分けたりと、やや面倒なのでMailgunというサービスを利用しました。GUIで設定できるのでエンジニアでなくてもDNSの知識が少しあれば簡単に連携させることが可能です。

Mailgunにも無料枠がありますので無料で運用する事が可能です。
Mailgunでメールを転送してGmailで確認、操作できるようにしています。

感想

記事自体のGCPへの移行はかなり簡単でしたが、
ややハマりポイントなどもありました。

GCPは中国、オーストラリアからのアクセスについては特別料金が設定されていて無料枠で利用ができません。
なので中国とオーストラリアをIPでブロックしています。該当国へのアクセスが必要なケースでは無料枠では運用できません。

またWordPressプラグインについてはCDNと相性がわるいものがあるので確認が必要です。
特にセキュリティ関連の「SiteGuard WP Plugin」はCDNとの相性がよくなくて、ログインができなくなる問題が発生したので外しています。

パフォーマンスについてはGCPで1か月運用してみましたが、月間3000pv程度なので全く問題なかったです。

GCPが今後、非エンジニア向けにメールもDNSもセキュリティ周りにワンストップで利用できるようしてくれば、かなり便利になりそうです。
そうなればビジネスサイト等のGCP移行もかなり進むのではないでしょうか。

WordPressGCP

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